ニワトリのチョビさんのフィギュアを製作いたしました。
以前参加したイベント、アニマルフェスティバルにてオーダーいただきました、ニワトリのチョビさんのフィギュアが完成し、飼い主様のもとへお届けしました。
ニワトリのフィギュアは初挑戦でしたが、立った時のバランスや羽根の造作など、とても勉強になりました。
ここから、ニワトリのチョビさんのオーダーフィギュア製作の流れをご紹介します。
1.イラストで、作品の完成イメージを確認
チョビさんの場合は、飼い主様がInstagramにお写真をたくさんアップされていましたので、それを確認させていただき、イラストにしました。
飼い主様からご意見を伺い、また、立体として、今回は自立するようなデザインになるよう調整していきます。
2.原型製作
立ポーズで、お顔は横向きとなり、原型の製作を開始。スカルピーで成型、羽根は一枚一枚丁寧に、、、。
3.シリコン型取り
原型ができたら型取りをします。
フィギュアとして飾るにはスカルピー焼成のものでも良いのですが、チョビさんフィギュアを自立させたいので重さ、強度の面からレジン(無発泡ポリウレタン樹脂)に置きかえたほうが良いと判断し、シリコン型を作成しました。
4.レジンキャスト(シリコン型にレジンを流して成型)
出来上がったシリコン型に、レジンを流して出来たものがこちらです。
実際にレジンを流して出来た部分は白いところだけです。黄色いところ(鶏冠、脚、くちばし)は、レジンキャストしたものに、針金で芯を入れ、エポキシパテで造作しています。
ニワトリさんを自立させたかったので、脚に強度が必要だったのと、細い部分はできるだけ折れにくくしたかったためです。
5.塗装
塗装して完成です。水性アクリル塗料を使用しています。
目は輝きがほしいので、光沢のあるニスを使用、ほかは光沢のないものを使用。
丁寧に作らせていただいておりますが、飼い主様のお手元でワンちゃんが触ってしまって倒れ、鶏冠が折れてしまいました。補修させていただきましたが、今後は簡単に折れたり壊れたりしないよう、もっと注意深く製作しなければ、と反省いたしました。
フィギュアそのものは飼い主様にはとても気に入っていただけたようです。
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